ベッド上カットの社内研修会を開催しました
先日、ベラミステーションのスタッフ全員で、ベッド上カットの技術向上を目的とした社内研修会を開催しました。
出張理美容の現場では、寝たきりの方やベッドから離れられない方への施術も多く、日々技術の向上が求められます。今回は、実際の施術を想定したケーススタディを用いながら、スタッフ同士で技術と知識を共有する貴重な機会となりました。
💇 ベッド上カットの難しさ
サロンワークとは異なる技術が必要
ベッド上でのカットは、一般的な美容室での施術とは全く異なる技術が求められます。
美容室では、お客様に座っていただき、回転する椅子で角度を変えながら施術を進めます。しかし、ベッド上では限られたスペースの中で、お客様の体勢を大きく変えることなく施術しなければなりません。
安全面への配慮が最優先 ⚠️
寝たきりの方やご高齢の方は、体力が低下していたり、褥瘡(床ずれ)があったり、医療器具が装着されていることもあります。
そのため、安全面への配慮が何よりも優先されます。無理な体勢をとっていただかない、長時間の施術で疲れさせない、髪の毛が肌に残らないようにするなど、細心の注意が必要です。
スピードと正確さの両立 ⏱️
また、ご本人の体調やご家族のご都合もあるため、できるだけ短時間で、かつ丁寧に仕上げることが求められます。
限られた時間の中で、お客様にご満足いただける仕上がりを実現するには、高度な技術と豊富な経験が不可欠です。
📚 研修会の内容
様々なケーススタディを活用 📋
今回の研修会では、実際の現場で遭遇する様々なケースを想定して、具体的な対応方法を検討しました。
それぞれのケースで、どのような工夫が必要か、どんなリスクがあるかを話し合いました。
お客様にとって楽なポジションを考える 🛏️
ベッド上カットで最も重要なのは、お客様が無理のない姿勢でいられることです。
- 仰向けのまま施術する場合の頭の角度
- 横向きの場合の枕の位置
- 少しだけ上体を起こせる場合の角度調整
「この角度だと首が疲れる」「ここに枕があると楽」など、お客様側の視点から気づいたことを共有し合いました。
スタッフにとっても無理のない姿勢 💪
お客様の快適さを優先しながらも、施術するスタッフ自身が無理な姿勢を続けないことも大切です。
スタッフが腰や膝を痛めてしまっては、長く安定したサービスを提供できません。ベッドの高さ、立ち位置、しゃがむ角度など、身体に負担をかけない施術方法についても意見を交換しました。
難易度の高いネープ(襟足)の取り方 ✂️
ベッド上カットで特に難しいのが、ネープ(襟足)部分の処理です。
通常のサロンワークでは、お客様に前かがみになっていただいたり、椅子を倒したりして襟足を見やすくします。しかし、ベッド上ではそれができません。
経験豊富なスタッフから、現場で培った独自のテクニックも披露され、参加者全員が「なるほど!」と感心する場面もありました。

🌟 非常に有意義な研修会に
技術と心の両面で成長 📈
今回の研修会は、技術面だけでなく、心構えの面でも大きな収穫がありました。
ベッド上カットは難しい施術ですが、それだけにお客様やご家族に与える安心感や満足度も大きいものです。私たちスタッフ一人ひとりが、その責任と誇りを再確認する機会となりました。
チーム全体のレベルアップ 🚀
ベラミステーションでは、定期的にこうした研修会を開催し、スタッフ全員で知識と技術を共有しています。
一人で悩むのではなく、チーム全体で課題を共有し、解決策を考える。そうすることで、どのスタッフがお伺いしても、安定した高品質なサービスを提供できる体制を整えています。
お客様の安全と快適さを第一に考えながら、高品質な施術を提供する。
そのために、私たちベラミステーションのスタッフは、これからも学び続け、成長し続けます。
寝たきりの方、ベッドから離れられない方にも、安心して美容サービスをご利用いただけるよう、チーム一丸となって取り組んでまいります🥰